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仕事を辞めたい…原因と対処法を、わかりやすく解説

転職ノウハウ その他

会社員として働いていると、誰もが一度は「仕事を辞めたい」と言う感情にぶつかったことがあるのではないでしょうか。 今このページを見ているみなさんの中にも「仕事が辛い」「仕事を辞めたい」と思ってこのページにたどり着いた方もいることでしょう。 かつては「石の上にも三年」ということわざの様に、転職活動をあまり良しとしない風潮もあったようですが、本当にそうなのでしょうか? 今回は、転職経験者が「今の仕事を辞めたい」と思った理由や、その思いに対する対処法について、具体的な事例を交えてお伝えします。

仕事を辞めたいと思った理由あれこれ

それでは、「仕事を辞めたい」と思う理由として、転職アドバイザーに多く寄せられる代表的なものにどんな内容があるか、ご紹介していきます。

人間関係


会社に入ってみないとわからない、「人間関係」。
さらに、自分の努力だけではどうにもならない問題であることから、仕事を辞めるしかないという考えにつながりやすいようです。

仕事の内容自体は好きなのに、人間関係がどうにもうまくいかず、職場を変えることで解消を図るしかない、というところまで追い込まれてしまうケースも多々あるようです。

人間関係の問題は、ちょっとしたコミュニケーションのすれ違いといった些細なことでストレスが溜まってしまう場合や、明らかに悪意がある人が職場にいるなど、人によって様々です。

本質的には仕事に人間関係は関係なく、高い成果を出すことができればベストです。しかし、職場には様々な人がいます。一緒に過ごす時間が長いからこそ、人間関係に対する不満が出やすくなるのも事実ですよね。

置かれた立場によっても悩みどころは変わってくるようです。
新卒1~3年目ぐらいですと、やはり多いのは「困った上司」。
指示がコロコロ変わる、人の前で理不尽な叱責をする、部下の好き嫌いが激しい、自分のミスを部下に押し付ける…等々、上司にまつわる不満は枚挙にいとまがありません。

更に、深刻なパワハラ・セクハラといった問題も、上司・部下の関係性にはありがちです。

逆に、入社してそこそこの肩書を持つ立場になると、今度は会社の上層部と部下の間に挟まれて、人間関係の調整で疲弊しきってしまうという話題も多くあります。
いわゆる「中間管理職」、最近では「プレイングマネージャー」などと表現されることも多く、まだまだ雑用を含めて自分自身で大量の作業をこなしながらも、部下の育成と上層部からのミッションの遂行を同時並行で行う為、様々な立場の人に振り回されてしまいがちなようですね。
この手の悩みを持つ方の場合、「転職してプレイヤーに専念したい」「上のポジションになれる転職をして、マネジメントに専念したい」といったような思いに至ることが多いようです。

続いて、職場の人間関係で起こりがちなのが「イジメ」。
イジメと聞くと、学校で起こるイメージですが、大人の職場でも、悲しいことにイジメは日常茶飯事のようです。

陰口を言われる、飲み会などの社内イベントに声をかけてもらえない、といった、いかにもなものから、大量の雑用を押し付けられる、誤った指示をされるなど、業務に支障をきたしてしまうようなものもあるため、職場のイジメは本当に厄介です。


お給料


人間関係と並んで、トップクラスの「仕事を辞めたい理由」が、お金に絡むもの。

退職理由で特に多いのがお金や福利厚生の問題です。やはり仕事とお金は切っても切れない関係なので、仕事のやる気にも大きく影響してきますよね。

自分のスキルやキャリアを踏まえて「こんなものか」と納得したり、割り切れる方は良いのですが、働き方と給与が見合っていなかったり、今後の昇給が見込めないとモチベーションは下がり、仕事のパフォーマンスにも影響してきます。

仕事に対する好きと言う感情や憧れはもちろんですが、それだけではお金という高い壁を超えることは難しいと言えるでしょう。

特に、数ヶ月後会社が存続しているかわからないような財務状況を知ってしまったり、入社前や入社時には気づけなかった会社の経済状況を知ってしまうと、その不安から退職した方が良いのではないかという気持ちが強くなるのは仕方ないですよね。

業績不振による、給与・賞与のダウンなどがあった場合は勿論ですが、それ以外にも、福利厚生や手当が削られる、業務上必要な物を自費で買う必要がある、など、間接的に手元に残るお給料が減ってしまうようなケースなどもあるようです。

その他、自分自身のお給料の額面自体にはそこそこ納得がいっていても、時給に換算するとバイトの方が高い…といったモヤモヤを抱える事がストレスになり、転職をかんがえるきっかけになった、という声も。

また、お給料の伸び率が悪い為に、もっと自分のスキルに見合ったお給料がもらえる環境へ転職したい、というポジティブな理由もあるようですね。
いずれにせよ、労働とお金は切っても切り離せないテーマであるため、そこには多様な理由があるようです。


労働条件・時間


「働き方改革」が徐々に浸透している日本ですが、まだまだすべての企業が充分に実践できているかというと、そういうわけでもないですよね。

平日は残業で毎日終電、休日は寝溜めをして体力回復。飲み会の付き合いも悪くなり友達は減る一方…。このような状況に陥ってる方は多くいます。

忙しい分スキルは身についているし、仕事の節目や1つの区切りごとに達成感や充実感を感じるものの、気持ちよりも先に体力に限界を感じて退職への意向が強くなっていくようです。
また、そういった方ほど辞めたいと言い出せず、なかなか次に進めない傾向にあります。

疲れ切ってしまい、仕事を辞めたいと考える気力さえなくなってしまっている方も多くいるようで、周りにそうした方がいる場合には、本人の負担にならない範囲で話を聞いてあげると良いかもしれません。

また、日本の職場でよくありがちなのが、契約上の労働条件が、職場の慣習や上司の考え方によって守られないこと。そう、長時間の残業や、なかなか消化できない有給休暇などです。上司が帰るまでは帰れない、無理やり変えると人事評価を下げられる…といった環境の場合に、「仕事を辞めたい」という思いにつながることが多いようです。


仕事の内容


仕事は1日の中でも多くの時間を費やしますよね。
其の仕事を好きになれないと言うことは、人生の時間を無駄にしていると言う焦りにつながったり、日々苦痛を伴って過ごすことになってしまいます。

働くことはお金を稼ぐための手段と割り切ることができれば良いですが、自分の能力やスキルに仕事内容が合わなかったり、そもそも仕事を好きになれないといった場合には、退職したいと言う想いが日に日に強くなっていくことになります。

特に、会社の方針が大きく変わって、入社を志望した理由の仕事ができなくなってしまったり、希望の部署に配属されなかったりすると、仕事の内容に対する葛藤は大きくなりがち。

また、希望した仕事でも、実際にやってみると実はあまり向いていなかったことに気づくということもあるでしょう。

そうした場合、本当に自分がやりたい仕事は何かをしっかりと見極め、それが叶う環境に転職するという選択につながることが多いようです。


評価


ほとんどの会社には評価制度が存在しますが、一生懸命取り組んだ仕事に対して、正当な評価を受けられない会社も多く存在します。
そうしたことが続くと、仕事へのモチベーションが下がり、辞めたいと言う気持ちが強くなるようです。

自分だけがパワハラやセクハラのような扱いを受けていると、自分の存在を否定されるような遣る瀬無い気持ちになります。

自分の仕事を全うすることで正当な評価を受けると言うことができない会社も多く存在します。評価者の主観による好き・嫌いが影響するのを許してしまう制度だったり、そもそも明確な人事考課制度が存在しない、というケースもあります。

入社前に確認しづらい部分でもあるので、入ってみて「こんなはずじゃなかった!」となってしまうことが多いようですね。


社風


一個人が会社の将来性や社風を変えるのはどうしても難しいですよね。大企業ともなればなおさらです。

社風や現場の雰囲気が合わないと自分の居場所はここではないのではないかと感じ、辞めたい気持ちが膨らみがち。

休日に会社の集まりに強制参加させられる、SNSでのつながりが面倒、意味のない会議が多い、体育会系の雰囲気で間違ったことがあっても逆らえない、女性が下に見られる…など、社風はどうしても、実際に入社してみないと細部までわかりません。

いくら業務内容が良くても、望んでいない範囲までプライベートに干渉されたりすると、環境を変えたくなってしまうのも無理はありませんよね。

仕事を辞めたい時の対処法

仕事を辞めたいと考える人は、現職に対して不満を持っている方がほとんどです。

お金や人間関係、仕事内容など、今の職場を離れたい理由がどうであれ、今自分が置かれている環境を変えると言うのはなかなか難しいものです。

辞めたいと思う人の中には、自分の視点や考え方を変えて、今の仕事を楽しめるようにしたいう方も大勢います。

仕事を辞めたいと強く思った時にはどのような対処法を取るのが良いのでしょうか。
ここからは、仕事を辞めたいと思った時の対処法について紹介していきます。
現状を打開するヒントを見つけてみてくださいね。


仕事を辞めたい理由を見つめ直す


一度仕事を嫌いだと思うと、不満がどんどん積み重なっていきます。
仕事は大切な時間と労力を注ぐため、仕事を楽しめないというのは非常にもったいなく、いやいや働くことはパフォーマンスの低下に繋がります。こうした悪循環が仕事を辞めたいという気持ちを強くします。

そういった感情が強くなるときは、まず自分を客観的に見直してみましょう。
仕事や会社が嫌だと感じる理由を紙に書き出します。

人間関係や業務内容など、課題となっている部分を見極め、不満に思う部分をできるだけ具体的に記載するのがポイントです。
その改善策をさらに書き出し、できることから実行していきましょう。

また、上司や同僚に重きって悩みを打ち明けることも1つです。1人では考えつかなかった答えに辿り着くこともあるかもしれません。

自分の視野を広げ、小さなことから1つずつ行動していくことで、周りの状況や自分の心境が変わり、辞める決断をせずとも今の職場で前向きに仕事に取り組むことができるかもしれません。

退職・転職を検討する


考えたことを実行しても現状を打開できない場合、退職をして転職をするのも1つの選択肢です。
決断をする前には辞めることで発生するリスクを想像して、リスク回避をしましょう、

転職先を決めずに退職をする場合、貯蓄がないと不安や焦りから先の見えない転職活動をすることになります。手続きの面でも、退職に伴って社会保障の切り替えや納付を自分で行う必要がでてきます。

理想だと思って転職した会社にも、働き出せばギャップが生まれます。全ての条件を叶える転職というのはごく稀にしかできません。
現職に不満があって転職した場合、メリットを追ってしまいますが、一時的な感情や中途半端な覚悟で進めることで、大きな代償が発生することは心得ておきましょう。

辞めるリスクを細かくイメージして、自分が仕事を通じて成し遂げたいことや大切にしたいことを掘り下げる。そうすることで5年後のビジョンを描いてみましょう。
それを踏まえて、現職で改善を図る道と退職する道のどちらが自分にとってメリットがあるのか冷静に判断していきましょう。

まとめ

転職をする際に大切なことは、不満や勢いに任せて感情的なアクションを起こさないことです。
辞めたいと思っている原因が何なのかを自分の中で整理することが大切です。
転職をする場合でも、現職で実績を積むなど、ステップを踏むことで、理想に近い転職先を見つけることにつながります。

どちらを選んでも後悔のない選択をしていきましょう。