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知らずに後悔する前に!「転職のデメリット」をわかりやすく解説

転職市場 転職ノウハウ

転職すれば今の嫌な職場から離れられて、年収もアップして、家からも近くなり、フレックスの自由な勤務スタイルになって…など、転職活動を始めた矢先は、ついつい良いところに目が行きがちですが、光があれば影があるように、メリットがあればデメリットも存在するもの。では、転職することによる「デメリット」には、どんなものがあるのでしょうか? 今回は、転職する前に知っておきたい「転職のデメリット」についてご紹介します。

転職活動によるデメリットには何がある?

転職することで、デメリットはあるのでしょうか?具体的に見ていきましょう。

それまでの評価がリセットされる


人事制度や評価制度は、企業によって異なります。
その為、在職中の企業でどれだけ高評価を重ねていても、転職先での人事考課に加味されることはありません。

また、制度で定量的にはかれる評価以外に、それまで築き上げてきた社内での信頼や、上司・部下との関係も全てリセットされてしまいます。
在職中に、評価が高ければ高いほど、少し勿体なく感じる側面はあるかもしれません。

ただ、そうした評価は転職活動の選考で最大限に活かすことができますし、逆に、在職中に大きなミスや失敗をしていれば、そうした点がリセットされる事はむしろメリットになりますね。


人間関係を新しく作る必要がある


仕事に関わる場合も関わらない場合も、社内の人間関係というのはとても大切ですね。
人間関係の構築につまづくと、仕事の品質にも影響するケースが殆どです。
更に、相手がいることですので、自分の頑張りだけではどうにもならないのが人間関係の難しいところ。

転職した場合、転職先で新しく良好な人間関係を築いていく必要があります。
人付き合いがあまり得意でない方の場合、一番苦痛に感じる点かもしれませんね。


年収が下がることもある


転職活動の理由として常に上位にあがるのが「給料・年収をアップさせたい」という点ですが、実は転職により年収が下がるケースは少なくありません。

但しこれは、転職の目的にもよります。
年収アップに振り切って転職活動を行えば、多くの場合お給料のアップが実現できるでしょう。この場合、多くがそれまでに培ったスキルや経験を活かせる職場への転職、という場合が殆どです。

逆に、それまでの職種が自分に向いていないことを感じ、異業種へ転職したい!という場合、受け入れ先の企業としては即戦力にはならない為、教育することを考慮する為、いきなり高額の給料・年収という条件を出せないことが多くあります。

また、職種の平均的な年収というものもありますので、例えば、専門性が高く激務である代わりに年収が高めの職種から、ある程度セーブした働き方ができる職種への転職、となると、お給料の面ではどうしても下がってしまう傾向があります。

しかしながら、繰り返しになりますが、これは自分が転職の目的として何を重んじるかという点にかかっていますので「年収が下がっても好きなことをしてみたい」という場合の転職においては、さほどデメリットにはならないかもしれません。また、勿論転職した瞬間にお給料が下がっても、その後の活躍であっという間に転職前の年収を超すケースも多いです。


新卒からの「同期」のような存在がいない


新卒から働いていると、当たり前のように存在した、同年代の「同期」。
厳しい場面も多い社会人生活の中で、同期はかけがえのない存在になりますよね。
社内で困ったことが起きたとき、同期の社員は比較的利害関係が無く助け合えることが多いと思いますが、そうした気の置ける仲間がいなくなってしまうというデメリットがあります。

転職してしまうと、新入社員として入社した職場の同期とは袂を分かつことになりますし、転職による中途入社の場合、基本的に同期は存在しません。

たまたま、同日入社の中途社員と一緒になる事はあるかもしれませんが、多くの場合年代や立場が異なるケースが殆どです。

しかしながら、入社してしばらくは人間関係の構築に骨を折ることもあると思いますが、日にちが経つにつれ、新しい環境でのコミュニティが出来上がっていくものですので、一抹の淋しさはありつつも、そこまで気にしなくても良いでしょう。
仲の良い同期の場合は、職場が変わって縁が切れるということもないでしょうし、むしろ違う環境に行くことで良い情報交換ができる間柄に発展できる希望もありますね。


社風が合わないこともある


なかなかやっかいなデメリットが、「社風」。
事業戦略や仕事内容、待遇や労働条件については、求人票や企業のIRなどから読み取れると思いますが、社風に関しては、入社してみないとわからないことが多いです。

企業によって様々ですので、仕事内容も待遇も申し分ないのに、社風だけがどうしても合わない…というケースもあるほど、侮れない問題です。
例えば、老舗大企業の場合に「細かいルールが多くて自由度が無い」、逆に新進気鋭のベンチャー企業の場合には「社内イベントが多すぎて疲れてしまう」など、社風の問題は企業によって千差万別です。

事前に知る方法はなかなか存在しない為、社風に関しては転職エージェントのキャリアアドバイザーに聞くのが一番。第三者の視点から、客観的な情報提供ができますよ。


退職金が減るケースが多い


転職することによるデメリットとして挙げられることが多いのが「退職金が減る」という点。
確かに退職金は、基本的に勤続年数が多いほど、金額が上がっていく仕組みになります。その為、転職することでリセットされてしまいますし、転職先の企業でも、中途入社になりますので、MAXの金額が受け取れる勤続年数に到達しない可能性があります。

しかしながら、最近ではそうした不利益が出ないような制度に変更したり、そもそも退職金制度を設けていない企業も存在します。

退職金以外の待遇に力を入れている、という場合もありますので、気になる方は転職先の企業選定の際に、詳しくチェックするようにしてみてください。


新たな課題に直面することも


転職して、それまで抱えていた悩みがすべて解決した…と思っていたら、新たな課題に悩まされることになった、というケースがあります。

例えば勤務形態が大きく変わる場合などで、それまで土日休みだったのがシフト制に変わり、それまでの悩みだた平日の残業が無くなったものの、休みが変動する生活リズムに慣れずに体調を壊してしまった…など、思いもよらぬ形で新しい悩みを抱えることになる事もあります。

しかしながら、これは転職をせずとも起こりうるデメリットになりますので、気にしすぎてしまうと転職活動に要らぬブレーキがかかってしまうかもしれません。どうしても不安になる場合は、転職のプロであるキャリアエージェントに相談してみてくださいね。


即戦力としての期待に応えるプレッシャーがある


新卒入社の場合は、新人研修やOJT等、「研修・教育」のステップがあり、そこでお世話になった先輩は、どんな場面でも先輩として頼れる存在であったかと思います。

しかし中途入社の場合、場合にもよりますが基本的には「即戦力」として期待されることになります。
新しい環境で、独力で業務を遂行して結果を出す、というのはかなりのプレッシャーがかかりますよね。更に、年齢や立場によっては、転職先の若手社員のマネジメントが必要になることもあるでしょう。

自分のことで精いっぱいなのに…と思われるかもしれませんが、転職の場合避けて通れない道です。但し、勿論ですが人事部や、新しい上司のフォローは受けることができますので、あまり心配し過ぎず、即戦力として活躍できるスキルを磨いておきましょう。


新卒採用の社員と待遇に差が出る場合も


中途社員の出世が難しい、という噂を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。評価制度は企業によって千差万別ですので一概には言えませんが、中途社員の出世が遅れるというケースは確かにあるようです。また、入社の際に自分より年下の社員に肩書があるケースも…。

しかしながら、特に評価制度がしっかりしている企業であれば、入社後の成果で挽回が可能です。人事評価制度に関しては、入社前にある程度確認できる内容になりますので、気になる場合は先にチェックしておきましょう。


丁寧な研修が無い


基本的に即戦力としての扱いになりますので、丁寧な研修はないケースが殆どです。
新卒の場合、新卒研修を初め、ビジネスマナーやスキルを上げるための研修を受けられる機会も多いかと思いますが、中途社員の場合、しっかりした研修を受けるということはしばらく期待しない方が良いでしょう。

但しこれも、企業によってはむしろ業務上必須の資格取得講座にアサインするなど、置かれた環境によりますし、入社前にある程度確認可能な事項になります。

しかし、転職先の企業で「マナー」などの研修を受けたいと打診するのは、即戦力としては少しマイナスな印象を与えてしまう恐れがありますので気を付けてくださいね。
在職中の職場で受講可能な研修があれば、積極的に受けておくのもいいですね。

転職活動のデメリットあれこれ

最後に、転職活動の進め方によって、デメリットを被るのでは?という質問の多い項目について解説します。

転職回数が多いのはデメリットになる?


よく言われる「転職回数が多いと不利になる」という点ですが、果たして本当にそうなのでしょうか。
確かに、あまりにも転職回数が多い場合は「それぞれの職場で何か問題を起こしたのでは?」「人間関係をうまく構築できないのでは?」「入社しても、またすぐに辞めてしまうのでは?」といった印象を持たれてしまうのは否めません。

しかし、採用担当の評価基準にもよりますが、転職回数は、かつてほどマイナスにはならない傾向にあるようです。

不況による会社側の都合や、人の出入りが激しい業界などの場合、ある程度は仕方のないことと許容されていることが多く、また、それぞれの転職についてしっかりとした理由を説明できるようであれば、必ずしもデメリットにはしないとする企業が増えています。


会社都合の退職はデメリットになる?


退職する際は、その事由により「会社都合」「自己都合」に分かれます。
自己都合は、文字通り自分で判断して退職するケースを指しますが、会社から退職勧告をされてしまう会社都合の場合、転職活動ではデメリットになってしまうのでしょうか?

会社都合と一口に言っても、企業の経営不振や倒産でやむを得ず解雇になる場合と、就業上、本人に何かしらの問題があることに対しての解雇で、転職活動への影響が異なります。

全社の場合は基本的にデメリットになる事はありません。問題は後者です。実際、採用担当には悪い印象を与えてしまいますので、履歴書の備考欄や面接の際に、悪印象を払拭できるような説明ができるように準備しておきましょう。

気を付けたいのが、会社都合で退職した場合、失業保険が早めにもらえるといった理由で、在職中の企業を退職する際に、特に問題が無いのに「会社都合」としてしまう事。転職先の企業への説明も難しくなりますので、できれば、安易に会社都合で退職するのは避けてください。

まとめ

今回は、転職のデメリットをご紹介しました。
事前にリスクを知っておけば、あとは回避するだけ!
勿論、福岡転職プラスのキャリアアドバイザーにご相談頂ければ、プロの視点でデメリットを避けるためのサポートをさせて頂きます。お気軽にお問い合わせくださいね。