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仕事が辛い時は、どうすればいい?原因と対策をわかりやすく解説

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仕事が辛いという気持ちが、仕事を辞めるきっかけになることは多いです。 一日の大半を費やす仕事。働くのであれば楽しく仕事がしたいですよね。ではなぜ多くの人が仕事を辛いと感じるのでしょうか。 今回は、仕事が辛いと感じる原因や、その状態から脱出するための方法について、今すぐに活用できる方法を紹介していきます。

仕事は何故辛い?原因はさまざま

まず第一に仕事を辛いと感じることは珍しいことではありません。多くの方が、仕事を辛いと感じているのが実際のところです。

もちろん、ストレスの原因は人それぞれあります。一般的に多いと言われてるのは人間関係によるストレスですが、業務量の多さや仕事の内容など、辛いと感じている原因は多岐に渡ります。
また、 原因が1つとは限りません。色々なストレスが重なっていることがほとんどです。

今回は仕事が辛いと感じる原因を大きく3つにわけて、それに対する具体的な対処法を解説していきます。


仕事の内容に原因がある場合



・仕事量が多い
・責任が重い
・仕事の裁量が小さい

仕事が原因でストレスを感じる場合はこのようなことがきっかけになっていることが多いです。

では、こういった時にはどのように対処していくのがいいのでしょうか。

〇「ワークエンゲージメント」を意識してみる
仕事に対してストレスを抱え、辛いと感じている人はまず、仕事への向き合い方と仕事に対する考え方を見つめ直しみることをお勧めします。

受け身の姿勢でやらされてるという感覚や、やらなくてはいけないという義務感をもちながら仕事を続けていると、後ろ向きな考えやネガティブな思考がどうしても働いてしまいます。これが所謂、仕事を辛いと感じている状態です。

ワークエンゲージメントを高めるためには、自発的に仕事をしたり、自分のために仕事をしているという想いで仕事に向き合うことです。
ワークエンゲージメントとは、仕事のやりがいや働きがいを意味する言葉です。このワークエンゲージメントが高いほど、仕事を肯定的に捉えたり、前向きな気持ちで仕事に取り組めるようになり、精神的なストレスを感じにくくなります。

では、ワークエンゲージメントはどうすることが高めることができるのでしょうか。
仕事を進める上で、どんな会社にも業務上の目標があると思います。それとは別に成長目標を自分に対してもつことが大切です。
成長目標はどんなに小さなことでも大丈夫です。立てた目標を達成した時に、嬉しいと思えるかや成長したと実感できるかという基準で目標にするかどうかを判断していきましょう。
そうすることで、自分の仕事に対する向き合い方が自然と変わっていきます。辛い、つまらない、と言ったマイナス的な感情ではなく、その環境の中で自分のためにできることは何かを考えられるようになります。それがワークエンゲージメントを高めることに繋がっていきます。

ここまで、仕事に起因するストレスや悩みへの対処法として、ワークエンゲージメントを高めることをお伝えしてきました。しかし、原因が何であろうと、仕事が辛い、つまらないと言った状態から抜け出すためにはワークエンゲージメントを高めるというのは有効な手段です。

ほとんどの人が仕事が辛いと感じているということを先述しましたが、仕事にやりがいを感じている人はほとんどの場合、ワークエンゲージメントが高い人です。仕事にやりがいを感じている人は仕事が辛いと感じにくいということになります。

ワークエンゲージメントは働く際のストレスをなくす上で重要だということを意識しながら日々の業務に取り組んでいきましょう。


環境に原因がある


仕事自体は好きなのに、なぜか働くのが辛い…という場合、仕事をする上での、環境に原因がある可能性があります。

・上司や同僚と合わない
・会社の方針に馴染めない
・正当な評価を受けられない

このように環境を原因に状態で悩む方も多くいます。

こう言った場合どのように対処していくのが正しいのか、ケースごとに見ていきましょう。

〇自分自身の考え方をチェックする
上司や同僚との相性が悪かったり、周囲のサポートが得られない、会社の方針や社風に馴染めない、正当な評価を受けられないなど、環境にまつわるストレス要因は多岐に渡ります。

このように、周りの環境が原因で仕事が辛いと感じている場合に、意識してほしい考え方が2つあります。

1つ目は、大前提として人それぞれ考え方や価値観は違うということ。自分と他人の考え方は違って当然という認識を持ちましょう。

そうすることで、自分の考えを理解してもらえないという現状とのギャップに悩むのではなく、伝え方や受け取り方を工夫することでギャップを埋める方法を前向きに考えることができるようになります。

2つ目は、役割期待を持つことをやめることです。役割期待とは他人が自分に対して何かをしてくれるだろうという期待や、何かをしてくれて当たり前という勝手な思い込みのことです。家族や友人との関係など、職場以外でもよくある状態です。お願いをはっきりとしたわけでもないのに、期待通りの動きがみられずがっかりすると言った状態です。

期待される側はその期待を知らないので、役割期待に応えることができません。役割期待がズレてしまうと、納得できなかったり許せないという感情からストレスを感じるようになります。まずは自分自身が役割期待を持っていることを理解して、それを意識的に無くしていきましょう。相手に何かを求めるのであれば、それを相手にしっかりと伝えることが人間関係を円滑に進める最初の一歩になります。


〇伝え方を工夫する
大前提として、自分と他人は違うことを認識し、役割期待を持たないようにするだけでも職場環境に対する不満は大きく改善されることでしょう。その上で、相手に対して求めることや、自分がストレスに感じていることを、自分の考えとしてしっかり伝えていくことも、メンタルヘルスの観点から重要なことだと言えます。中には、自分から言いにくいこともありますし、場合によってはそれがきっかけで人間関係がギクシャクすることもあります。伝え方には気をつけましょう。ここでもアサーションという手法が役に立ちます。

アサーションという言葉は、雑誌やネットといった各種メディアで多く取り上げられているので、耳にしたことがある方もいるかもしれません。端的に伝えると、相手の立場を尊重しながら自分の伝えたいことを伝え、相手に受け止めてもらうコミュニケーションスキルのことです。

ここからはその代表的なスキルの1つであるDESC法について、説明します。

D=描写する(事実や状況を客観的に伝える)

E=表現する(自分の意見を伝える)

S=提案する(相手に期待することを明示する)

C=結果を伝える(提案の結果と代案を示唆する

以上がDESC法の詳細です。では、具体的にどのようにアサーションを使うのか見ていきましょう。

例えば、業務に追われて自分が忙しくしている時に、上司から急ぎの仕事を依頼されたとして。忙しいという理由で聞く耳も持たずに断ってしまうと角が立ちます。逆に何も言わずに受けてしまうと自分自身を追い込んでしまうことになります。

これをDESC法を使って回答するのです。

結局は忙しいことを理由に対応できないという回答をしているのですが、一方的に断る言い方に比べ、印象が大きく違うことがわかります。

こういった気遣いを加えることで、開いても不快な思いをせずに納得を得やすくなります。

自分の評価に正当性を感じず納得がいかない時や、会社の方針に従えないなど、職場環境に悩みや疑問・不満を感じた時も、DESC法を使って伝えると効果的です。これを実践することで、相手に言いたいことを伝えながらも、人間関係を円滑に進めることができます。

いろんな場面でアサーションを意識して、円滑なコミュニケーションを取っていきましょう。


自分自身に原因がある


なかなか認めたくはないですが、自分自身に原因があるケースもあります。

・仕事を好きになれない
・自分に自信が持てない
・将来に対する不安

自分に原因がある場合、こういった状態になっている方が多くいます。
自分に原因がある場合、どのように対処していくのが望ましいのでしょうか。


〇まずは、できることに目を向けてみる
仕事を好きになれないことでストレスを感じてるか人もいます。そんな時にまず知っておいて欲しいのは、そもそも好きなことを仕事にしようと思わない方が良いということです。
もちろん好きなことを仕事にできればそれがベストですが、そういう仕事を見つけようとしても、なかなか見つかるものでもありません。ずっと見つからないまま時間だけ経過するということもあるでしょう。

仕事を好きになれなくて悩んでいる方は、好きなことではなくできることに目を向けてみましょう。できるということは能力を発揮できるということです。言い換えれば自分に向いていることにもなるのです。

向いている仕事は成果が出やすく誰かに貢献できているという実感を繰り返しもつことができます。
その誰かに役に立っているという感覚を貢献感覚と言います。向いている仕事を続けることで、この貢献感覚が養われていきます。
また、成果を出す上で生まれる成功体験を積み重ねていくと、自分の能力に対する自信が生まれてきます。

こういった積み重ねがワークエンゲージメントの向上につながり、結果的に向いている仕事が好きな仕事へと変化することも少なくありません。


〇成功体験を増やす
自己効力感につながる成功体験を得るためには段階的に成長目標を設定するという手段が有効です。目標があまりにも遠すぎると、達成できないことに対するストレスを感じたり、自信を失うことにも繋がるため、目標を細分化して設定することが大切です。
その小さい目標を達成したら、自分を褒めてあげてください。自分の頑張りを認めるということです。こうしたプロセスを辿っていくことで、自分のスキルや能力に自信が持てるようになり、自己効力感を高めることができるようになります。

自分を評価する時には自分軸をしっかりと持ちましょう。周りからの評価を気にしたり、周りと自分を比較したりと言った、他人軸で自分を見てしまうと、自分の頑張りを認めることができなかったり、自分の成長に気づけなかったりするため、自信を高めることに繋がりません。
自分が立てた目標に対して、やるべき行動が取れていたかなど、自分の成長を基準として評価をしていきましょう。

自分軸が大切なのはあくまで自分の成長目標に対して自己評価をする時です。仕事に関して自分の考えに固執するというのは自己中心的な発想となります。この場合は、周りからの評価や周りとの比較も含め、客観的な視点を意識しながら仕事に取り組むようにしましょう。


〇スキルアップに努める
自分に自信をつける方法として、シンプルな手段がもう1つあります。それは自分のスキルや能力を高めることです。

自分自身の能力やスキルを上げることで、できることが増え、自然と自信に繋がります。
もちろん、学ぶ意欲を持ち続けることは簡単ではありません。
ここでも成長目標が重要になります。自分がどうなりたいのか、仕事を通じて何を実現したいのか。目標や目的を持つことで、継続して学ぶことができるようになります。

成長目標を持つことは、自分の自信を高めるだけでなく、将来に対する不安を払拭することにも役立ちます。

将来のキャリアに対する不安を抱えた状態は、ワークエンゲージメントを低下させるとともに、仕事が辛いと感じる原因になります。

目標をしっかりと持ち、自分が目指す将来像とそこに至る成長過程をイメージできれば、そのような不安やストレスは解消することができるでしょう。

まとめ

今回は、仕事が辛いと感じている時にやるべきこととして、ストレスとの要因別に対処法をお伝えしてきました。続いて、辛い仕事から抜け正して、次のステップへ進むためのポイントをご紹介します。


〇極端な選択はやめる
一番やってはいけないのが、辞めるか辞めないか二者択一で考えることです。絶対に転職してはいけないというわけではありませんが、職場を変えても同じようなストレスを抱える可能性は大いにあります。辞めれば必ず解決するとちうわけでもないので、まずは今の環境の中で何ができるのかを考えて、先述したような対処法も含め、今までと違うことを実践していきましょう。

現状がうまくいかないと、仕事を辛く感じるものです。それであれば、今までとは違う方法を試してみましょう。それがうまくいけばそれをひたすら続けてみる。現状が変わらないようであれば、その結果を踏まえてもっとよくなる方法を考えてみる。このようにシンプルな思考で行動することで、環境を変えずとも解決の道筋が見えてきます。転職をするにしても、きちんと自分のストレス要因と向き合って、新しい職場で今までとは違った考え方や方法を意識するようにしましょう。


〇休養する
まずは今の環境で頑張ることをお勧めしましたが、メンタル不調など、すでに体に症状が出ている場合はすぐに今の職場を離れて休養をしましょう。

基準として考えるときは、元気が出ない、食事ができない、眠れないなど、いつもと違う状態が二週間以上続いた時です。その場合は病院ないきましょう。メンタル不調と診断される場合もあるので、その際は仕事から離れて機能が回復するまで安静にすることが大切です。


〇ストレスの棚卸をする
なぜ仕事が辛いのかという原因を突き止めるためには、今抱えているストレスを全て書き出してみましょう。

仕事とプライベートに分けて、嫌なこと、不安な気持ち、納得がいかないこと、こういったマイナスな感情をとにかく書き出します。

それに関連するものを、人間関係、お客さん関係、将来の木など、自由な区分でカテゴリー分けしていきます。

こういった形で、心の中を客観視することで、自分がどういった時にストレスを溜めやすいのか傾向がわかります。仕事が辛いと感じる原因を自覚することができるのです。

仮に、人間関係に原因があるとするのであれば、苦手な人との付き合い方を意識的に変えればいいのです。仕事が辛いという状況が続けば、メンタルに不調をきたすこともあります。そういった事態を防ぐためにも、半年に一回くらいは自分のストレスの棚卸をしてみましょう。


仕事が辛い時は、身体にも無理を強いていることが多いはずです。一刻も早く転職したい!という気持ちになりがちと思いますが、一度しっかりと体と心を休めて、理想の転職活動ができるように整えていきましょう!