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転職する前に知っておきたい『後悔しない転職活動のコツ』を、わかりやすく解説

転職準備 転職市場 転職ノウハウ

近年、有効求人倍率が増え続けていることもあり、転職を希望する人も年々増加傾向にあるようです。比例するように、転職後に転職したことを後悔する方も増えているそうです。 前職より良い条件で転職できたと思っていても、仕事観が違っていたり、希望する業務ができなかったりと理由は様々です。どの業界や業種で働くかを決めるのは自分の意思次第とはいえ、思い通りにならない結果の中で働き続けるのは苦しいものがありますよね。 今回は、転職活動で失敗するケースや、後悔しない転職活動のポイントについて、説明していきます。

転職を後悔するパターンって?

転職活動を終え、新しい勤務先に入社後に転職を後悔する人は3~4人に1人と言われています。前職よりも魅力を感じて転職を決意したにもかかわらず、なぜ転職を後悔することになってしまうのでしょうか。

まずはどのようなときに転職を後悔する人が多いのか、その事例を見ていきましょう。

自分のやりたいことなのかわからなくなる場合


いざ転職したものの、新しい仕事が自分のやりたいことだったのかわからなくなるパターンです。こうしたケースに陥ってしまう理由は、以下のような内容です。

・自己分析が不十分なまま転職活動を進めてしまう「転職準備」に理由がある場合
・何となく目についた会社に応募してしまう「求人応募」に理由がある場合
・一番し最初に内定をいただいた企業に決めてしまう「意思決定」に理由がある場合

このような理由で転職後に本当に自分がやりたい仕事はこれだったのかと悩む方が多いようです。

このような理由で悩む場合、まずは転職活動の準備をしっかりと行う必要があります。自己分析や自分の棚卸をすることで、自分が本当にやりたい仕事を見つけていくことが大切です。また、求人応募の際には、いくつかの求人に同じタイミングでエントリーを進める併願をしていくか、求人を検討するタイミングでしっかりと吟味したうえでエントリーを進めていくと良いでしょう。そうすることで、最終的な自分の意思決定も根拠を明確にしたうえで行うことができます。


勤務時間に悩む場合


面接の際に聞いていたよりも残業時間がながかったり、会議の招集が多かったりと勤務時間に悩むパターンです。こうした場合、以下の理由で悩むケースが多いです。

・面接の際に聴いていたよりも残業が多い
・就労時間外にも関わらず会議招集が頻繁にある
・入社前に聴いていた就労時間と入社後の実態が異なる

このように、勤務時間が当初の想定よりも長く、予定通りに退勤することができないという理由で悩む方が多いようです。

このような理由で悩む場合、事前に聞いていた内容と実態に相違がないか入社前に情報収集をすることが大切です。一番は面接の際に勤務時間や繁忙期の時期、その際の残業時間はどの程度になるのかなど、面接担当者の人事に確認しておきましょう。人事担当者で把握していない場合は、現場の責任者と話す機会を作ってもらうことも大切です。入社前後でギャップを感じて早期退職にならないように、自分がこだわりたい条件に対しては納得感をもてるまで確認をするようにしましょう。


理想と現実のギャップに悩む場合


やりたいと思っていた仕事に就いたにも関わらず早期の転職を望むケースです。仕事内容に限らず様々な要因で、当初描いていた理想とのギャップに苦しむ方が多いようです。様々な理由の一部が以下の内容です。

・自分がイメージしていた仕事内容とは違った
・自分のやりたい仕事ではあるが、収入が大幅に下がることで生活苦に
・やりたい仕事に就いたはずが、任される仕事が全然関係のない仕事内容
・会社の経営状態が変わりやりたい仕事ができなくなってしまった

このように、理由は様々ですが、当初のイメージや計画通りに進むことがなく、理想と現実のギャップに悩まされてしまう方が多いようです。このようなケースを防ぐためには、仕事内容に対する理解が不足しているケースが多いので、応募の前に業界や職種についての理解を深めるようにしましょう。やりたかった憧れの仕事というのは、イメージが先行してしまいやすく、入社前後でギャップを感じやすいものです。そのギャップを少しでも小さくするために、応募前の予備知識が大切です、また、面接の際にもしっかりと質問をすることで、応募先企業への理解を深めるようにしましょう。


入社前後の条件相違の場合


面接や応募の際に見た条件と、入社後に提示された城家に相違があるというケースも少なくありません。主には給与や休みについての条件が入社前後で異なることが多いようです。では実際にどのような場面で条件相違が起こるのか、その一部が以下のポイントです。

・面接の際に聞いていた給与と実際の支給額が違う
・正社員登用の話を聞いていたが実際には正社員登用されることはない
・もともと聞いていた休みの数が異なり、休日出勤が多い

このように、求人票でいた内容や面接の際に聞いた内容と実際の勤務の実態が異なる為、早期離職を決意する方も少なくありません。このようなケースを防ぐためには、内定をもらったタイミングでの自分の行動が重要になります。内定をいただいたら企業より必ず「労働条件通知書」をいただき、内容をよく確認しましょう。労働条件通知書は雇い主が必ず発生しなくてはいけないもので、義務付けられているものです。労働条件通知書の内容が面接や求人票の内容と異なっていた場合、必ず応募先企業に確認をしましょう。内定受諾をする前に、労働条件を明確にしておかないと、入社後に条件相違で悩むことになってしまいます。


実力主義の環境に馴染めない場合


穏やかな環境から実力主義の企業へ転職した場合、入社前後のギャップを感じ早期退職に至ってしまうケースも多々あるようです。
ギャップを感じる主なポイントは「成長」と「理想とのギャップ」です。例を挙げると、成長機会を求めて大企業からベンチャー企業へ転職する方は多くいますが、実際に転職してみると、社風になじめなかったり成長できないと感じることも多いようです。ベンチャー企業では研修制度など未整備な部分も多い為、成長の為に教えてもらうというスタンスだと、なかなか成長機会には巡り合えません。自分でインプットする習慣をつけましょう。

また、理想と現実のギャップを感じることも多くあるようです。イメージしていた仕事と実際の業務内容のギャップに苦しむという話はよく聞きますが、ベンチャー企業では未整備な部分が多く自分がやらなきゃいけないことも多くなる為、業務量が多く感じたり、大手企業では役割分担できていたような仕事まで自分で行わなくてはならなくなります。ベンチャー企業は裁量権が多いというメリットがあるように見えますが、裏返せば一人一人の業務範囲が広いということです。未整備な環境の中で自分が事業を創っていくという意識をもって臨みましょう。

転職で後悔した時にすべきこと

転職して後悔してしまうことは少なくありません。しかし、後悔して愚痴や不満をいうだけの人になってしまっては今後も同じ失敗を繰り返すことになってしまいます。後悔したときに同じ失敗を繰り返さないようにできることがあるので確認しておきましょう。

原因を分析する


まずは転職に失敗したと感じる理由を明確にすることが大切です。この分析を進めることによって、今の業務に楽しさを見いだせたり、同じ理由で失敗しないように準備をすることができるようになります。具体的には以下のような粒度で明確にしておくといいでしょう。

・話すのが得意と考え営業職に転職したが、数字に追われるのがつらい
・社風に対する理解が浅く、会社にいることがストレスに感じる
・残業はないと聞いていたが、多くの残業が発生している

このような場合は転職のフェーズのどこかに原因があります。自分の転職活動を振り返り、どこに原因があったのかを明確にしておくとよいでしょう。


仕事に求めることを明確にする


年収やこれまでの経験を活かせるという基準で転職活動を進めてしまうと見落としやすいポイントです。これまでの経験を活かせる転職というのは同じ業界や近しい職種内での転職になることが多い為、前職の転職理由になった部分と同じ状態になっている可能性があります。本当に自分が転職に求めることは何なのかを明確にすることで、同じ理由で転職をすることのないようにしましょう。具体的には以下のような内容です。

・休日
・残業
・通勤
・人間関係
・成長

このように、直接的でない部分に本当は自分がこだわりたいことがあるかもしれません。経験を活かせることも大切ですが、自分自身が本当に大切にしたいものは何かを改めて明確にしましょう。

早期退職のデメリットを知る


早期退職になる場合、デメリットも少なくありません。どのようなデメリットがあるのかを正しく理解することで、転職の失敗に対する危機意識をもつようにしましょう。

〇再転職が不利になる可能性
当然ですが早期退職の場合、自分の職歴に傷がつきます。数カ月単位で転職をしている人に対して、企業が快く迎え入れてくれるかというのは自分が採用担当になったと想定してみるとイメージしやすいでしょう。企業が採用をする際には、転職エージェントに多額の費用をかけていたり、求人媒体の掲載料がかかっていたりと何十万円単位での金額が動きます。企業かすれば大きな金額ではない場合もありますが、早期退職の事実があるとリスクとしてとらえられ、その人に費用をかけるべきかという判断軸をもたれてしまう可能性があります。早期退職というのは、自分自身の信頼性を失うことになるということを理解しておきましょう。

〇仕事に就けない期間が生まれる可能性がある
在職期間中は業務が忙しくて転職活動に時間がとれず、退職してから転職活動をする方も少なくありません。当然ですが、退職をすると収入はなくなります。その期間が長くなれば長くなるほど、金銭的な余裕がなくなっていくことを理解しておきましょう。経済的な余裕がなくなると精神的な余裕もなくなってきます。焦って転職先を決めてしまうということにも繋がりますので、そうならないようにアルバイト先を探しておくなど、金銭的な負担を減らす方法もあらかじめ想定しておきましょう。


転職で後悔する人の特徴


ここまでは転職活動における後悔について具体的な事例を踏まえてお伝えしてきました。
ここからはどのような人が転職後に後悔しやすいのか、転職で後悔しやすい人にはどのような特徴があるのかを説明していきます。

〇自分本位
矢印が自分にしか向いていない場合、転職後に後悔をするケースが多くあります。企業には個々の従業員や各部署に求める成果や役割があります。その一つ一つに役割が全うされたときに初めて組織の成果は最大化されます。その役割に賛同できない、役割をそもそも理解していないという方は、入社後にこんなはずじゃなかったという後悔をする方が多くなる傾向にあります。


〇依存心が強い
会社や個人への依存心が強い方も転職後に後悔するケースが多いようです。先輩や上司、会社がどうにかしていると思っている方は、目の前に壁が現れた時に他責にしてしまう傾向が強く、自分の力で課題を克服しようという姿勢が弱くなります。そのため、転職後に壁にぶつかった特に、他責にして目の前の課題に向き合えないといく方が多くなります。

〇自己分析不足
自分自身を正しく理解できていない人は転職後に後悔する可能性が非常に高いです。自分を正しく把握できていない人の場合、自分が本当にやりたいことやなりたい自分というのがわからず、条件で面接先を選んでしまいやすい傾向にあります。自分のやりたいことというのは多くないはずなので、条件面で転職先を決めた結果、やりたくないことに出会う可能性の方が高くなります。


〇インターネットの情報で満足している
応募の前の情報収集に満足してしまう傾向のある人も、転職後に後悔する可能性が高いです。実際の面接の場では内定をもらうことが目的になり、その企業の目的やミッションが自分のビジョンとマッチししているのかという部分を見なくなってしまう傾向にあるからです。応募面接の際には必ず自分のビジョンと企業のビジョンがマッチするのかを見極めるようにしていきましょう。


〇自分の強みと企業の求める人物像がマッチしていない
面接の前にアピールのし方を間違えてしまうと転職後の公開に繋がりやすくなります。企業の募集には必ず求める人物像があり、その人物像に沿った強みをもっているかが重要です。自分の強みを正確に把握し伝えることができることは素晴らしいことですが、それが起用の求める人物像にマッチしているどうかは冷静な判断が必要です。


〇内定をもらうことが目的になっている
転職がゴールになっている方の場合、入社後に後悔をする方がほとんどです。転職はあくまで自分のビジョンを叶えたり、今の懸念を払しょくする為の手段であることを認識しましょう。条件面や焦ったうえでの決断は禁物です。自分が本当に働きたいと思える職場に出会うまで辛抱強くつづけていくことが大切です。

転職で後悔しない為の対策

転職で少しでも後悔しないようにするには以下の内容を意識しておくといいでしょう。入ってみて初めてわかることも当然ありますが、入る前に自分で意識することで防げるケースもあります。


失敗のパターンを知る


まずは転職後に後悔するのはどのようなケースがあるのか、事前に把握しておくとよいでしょう。失敗のパターンを把握することでそうならない為の準備をすることもできます。

雇用条件は必ず入社前に確認する


入職前後の条件相違で早期退職をしてしまう方も少なくありません。入社前に労働条件通知書を必ず提示してもらい、その内容で問題がないかを確認したうえで、入社の意思決定をしましょう。内容を確認した際に不明点や疑問、面接の際に聴いた内容と違うなどあれば、事前に確認をし、クリアにした状態で入社の意思決定をするようにしましょう。


職場見学に行く


入社前に職場の雰囲気や一緒の働く方の様子を確認しておくことは必須です。入社前にこれらを知らないことで、入社後に人間関係で悩んだり、自分と職場の雰囲気が合わずに悩んでしまう可能性もあります。必ず入社前に職場の見学を行うことで雰囲気や働く仲間の様子を知っておきましょう。


自己分析を徹底する


転職活動を始める前に自己分析を行うことは必須です。自分が℃のような仕事をしたいのか、どのような働き方をしたいのかなど、自分のビジョンを明確にしておくことで、どのような企業にエントリーを進めていけばいいかが明確になります。まずは自分自身と向き合い客観的に自分の価値観を明確にしておくことが大切です。


〇面接で事前に転職後の後悔をなくすことも可能
面接は企業の採用担当者や事業部長など、実際に業務に携わる方と話ができる貴重な機会です。こういった方々の言葉には企業体質や社風、職場の雰囲気についてもイメージできるヒントが多く隠されています。面接の最後には質疑応答の時間が設けられることがほとんどです。わからないことや気になる点、不安な点は正直に伝え、その場で解消するようにしましょう。

特に業務の進め方や一日の過ごし方など、自分の業務と直結するような部分についてはその場で質問をしても、明確な回答が得られるため、自分の理想とする働き方と合うか、イメージしやすくなります。配属予定のチームやメンバー構成を質問することも大切です。人間関係に対する不安を軽減できるようになるかもしれません。
また、今後自分が習得したいと思っているスキルや将来のビジョンについて伝えてみることも大切です。自分が進みたいと思っているビジョンが、企業の方針や社風にマッチしていないケースもあります。そうした場合、早期退職のリスクも高くなる為、自分の目指すビジョンと企業のやビジョンがマッチしているかという点についても必ず明確にしておきましょう。

ベンチャー企業への転職を希望する方に多いのが評価や昇給・昇格についてです。どのような評価制度になっているのかや、昇給・昇格のタイミングなど、気になる部分は事前に確認しておいてもいいかもしれません。ワークライフバランスや休みなど、プライベートとの両両立を目指す方もいるかと思います。そういう場合は、休みや有給消化率など、自分のプライベートが充実する仕組みがあるかどうかを確認しておくといいでしょう。

まとめ

転職して後悔する方の多くが陥るのが、入社前後で条件相違やイメージとのギャップです。中には前の職場の方がよかったと思い、前の職場に戻ってしまう方も一定数いらっしゃいます。転職先で思うように事が進まないことが起こると、前職の成功体験がよみがえってきて前職の方がよかったという気持ちになってしまうのです。

そのような考えにならない為にも、「なぜ転職しようと思ったのか」や「転職して何を成し遂げたいのか」という軸をもっておきましょう。初心を振り返ったときに、今の自分に足りていないものは何かや、何をするべきか見えてくることもあるはずです。その見えてきたものをクリアしていって、理想の姿やビジョンに近づいていきましょう。前職の良い点を思い起こしたのであればそれを現職で活かせないか考えるのもひとつのポイントです。転職したことをただ後悔するだけでなく、どのように生かしていくのかを考えながら仕事をしていくことで、自分の市場価値を高めていくことに繋がりますよ。